全国のおすすめの病院
全国のおすすめの病院

白内障の原因は加齢だけではなかった

白内障とは水晶体に濁りができることで目が見えにくくなる病気です

水晶体は角膜から入った光を集めてピントを網膜に合わせる働きがあります。

白内障に罹患すると、全体的に視界が霞んでしまう、光が強く感じられて眩しい、光の加減によって見え方が変わる、視力の低下などの異常が見られます。

年齢を重ねると発症するというイメージがありますが、発症にはそれ以外の原因が存在します。

白内障には、加齢性、アトピー性、先天、外傷性、併発の5つの種類があります。

「加齢性」は、文字通り加齢により引き起こされるものです。

早い人は40代で発症し80代になればほとんどの人がなると言われています。

長い年月をかけて紫外線を浴びることで引き起こされます。

「アトピー性」は、アトピー性皮膚炎の代表的な合併症のひとつです。

かゆみによってかきむしったり叩いたりする行為が原因ではないかと言われています。

「先天」は、遺伝子変異が原因で生まれながらにして患っているというものです。

「外傷性」は、何か異物が角膜を突き抜けて水晶体に傷をつけることで発症するものです。

視覚障害だけでなく吐き気や嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。

「併発」は、何らかの病気がトリガーとなり発症を引き起こします。

先述した「アトピー性」もこの中に含まれます。

他には糖尿病により、血液中の血糖値が常に高く血液に乗って目の水晶体にまで余分な糖分が運ばれることで、糖が水晶体に濁りをもたらすケースがあります。